こんにちは、メンタルトレーナーの西井です。

本来なら今回のブログは前回の続きで「目標を立てて強くなる!(^^)! Part2」となるところですが
少しかえてみました。Part2はまた次回お伝えしますね。

外出自粛が続いて厳しいと感じられることが多い状況の中、
メンタルトレーナー的考え方で過ごすのもありかもしれないと思い、
今回のテーマーは
「小さなアレグリア~メンタルトレーナーが考えたちょっと変わった今の過ごし方~」にしました。

この中で2つお伝えをするのですが
一つはメンタルトレーニングでは非常にオーソドックスな手法、
もう一つは自身の経験の中からこれは使えるかもと思ったものになります。

〇自分でコントロールできないものとコントロールできるものとに分ける

まずはオーソドックスな手法から。
「自分でコントロールできないものとコントロールできるものとに分ける」

最初のステップは自分でコントロールできないことを見極めることです。
例えば・・・
せっかく今日は洗濯をする気満々だったのになんで雨が降るの~( ゚Д゚)といったお天気関係
あ~この前あんなミスしなければなぁ~(>_<)といった過去に起こったこと関係
今でいうと日本全国に非常事態宣言がでている状態など。

もしあなたが神様や魔法使いであればぱっと天気を変えたり、過去にさかのぼったり、
一瞬にして蔓延しているウィルスを全てなくすことができるかもしれませんが
普通の人間なら残念ながらそれは不可能です。

このコントロールできないことに囚われすぎてしまうと堂々巡りになってしまい
不健康なメンタルにつながっていく場合もあります。
難しいと感じられることもあるかもしれませんが、自分でコントロールできないことは
いっそのこと受け入れてしまった方がメンタル的に少し余裕が出てきます。

「いっそのこと受け入れる」と言いましたが
それは今の状況の全てを我慢するというのとは少し違います。

そこで次のステップです。
自分でコントロールできないことを受け入れたら
次に自分でコントロールできることを見つけていきます。

今、感染するリスクと隣合わせでお仕事をされている医療・介護従事者の方、
スーパーやコンビニの店員の方、
配送のドライバーの方、
地域の方のために奮闘されている役場の職員の方などなど、もし現状の職場環境で

不安なこと、これはどうなのかと思うようなことがあればそれは声をあげていいと思います。
(これらの方々には尊敬と感謝の気持ちでいっぱいです)
「声をあげる」これは自分でコントロールできることです。

またこれからの生活に不安がある場合は専門機関に電話をする。
「電話をする」これも自分でコントロールできることです

そして少し心の余裕ができたら
背伸びをする、深呼吸をする、少し散歩する、ビデオ通話で大切な人と話すなど
自分をいたわる、自分を慈しむことをしていただくことができればなあと思います。

 

〇募金をする

もし経済的にこれからの不安が全くないわけではないけれど、正直少し不安はあるけれども
でも今切迫した状態でなければ募金をするのも一つの方法だと思います。

この「募金」にはそれをする側にとって3つのメリットがあります。
最初の2つのメリットは私がこれまでの経験から考えたもの
3つめはハーバード大学の社会科学者 マイケル・ノートン博士が実験から導き出したものです。

1つ目のメリット:正しい情報を取捨選択するトレーニングになる

世の中には数えきれないくらいたくさんの数の募金団体がありそれぞれに活動を行っています。
そして残念ながらこれまでにも数は少ないけれども募金詐欺と言われるものもありました。
これから募金をしようとしているところがどういうところなのかHPなどを見ながら
判断していくことは、いろんな情報があふれていいる中から正しい情報を取捨選択する
トレーニングにもなるのではと思います。

実際、私も活動の収支報告を見てこれはちょっとなと思って止めたり
あ~あれは怪しかったかも~(-.-)ということもありました。

ただネット情報の検索に慣れていない方はそれこそ怪しいサイトにいってしまうリスクがあるので、
古くからある大きい団体や、ソフトバンクユーザーであればスマホのMY SOFTBANKから
「つながる募金」
でいろんな団体が見れるのでそれもいいかもしれませんね。

2つ目のメリット:自分の大切にしていることや価値観に触れるきっかけになる

たくさんある中から「これっ」と思って選んだのはなぜですか?
似たような団体もあるかもしれないのに「これ」と思ったのには何かしら理由があるはずです。

例えば私事で恐縮ですが今回「あしなが育英会」を選びました。
・なぜここを選んだのか?
教育に関心があるから。

・教育と一言でいっても人によっていろんな考え方や意見があるけれども今の私にとっての教育とは?
「ベースとなる正しい知識」+「自分で考え決断する力+創造する力」+「共感力」の3つを
身につけ、養っていくこと

今の子どもたちが将来大人になって、いろんな魑魅魍魎(チミモウリョウ 山河の気から生まれた妖怪)
がうようよ
しているこの社会に出た時、自分自身と大切な人を守り、
夢や目標を叶えていく上でそれまでに受けた教育が
最強&最良の武器になると思っているから。
なので教育の機会損失を少しでも減らせたらと思っているから。

(ふと、自分がどんな魑魅魍魎になっているのかと・・・GWに少し考えてみようかと(‘ω’) 笑)

といった感じで考えを深めていくことができれば
いろんな一面の自分を見つけることができるかもしれませんね

3つ目のメリット:幸せになることができる!

何といってもこれが一番大きなメリットです☆彡

マイケル・ノートン博士がカナダの大学で学生を相手に次のような実験を行いました。
学生を“お金を自分のために使うグループ”と“他の誰かのために使うグループ”分けて
5ドルもしくは20ドルのお金を渡して使ってもらいました。
その日の夕方学生に電話をして「何に使いましたか?」と聞きました。
自分のために使ったグループは化粧品やコーヒーを買い
他の誰かのために使ったグループは姪にぬいぐるみをプレゼントをしたり、友人にコーヒーを
ご馳走したり様々でした。
そしてその次に「今、どれくらい幸せですか?」と尋ねました。

自分のために使った人には何も起こりませんでしたが、他の誰かに使ったグループの学生は
幸福感がアップしていました!
そしてそれは5ドルでも20ドルでも金額は関係なかったのです。
重要なのは他の誰かのために使ったという行為自体がその人に幸福感を与えるということです!

今回は2つの過ごし方にお伝えをしてきましたがいかがでしたでしょうか?
何か少しでもお役に立つことができれば幸いです。

メンタルトレーナー
西井 のり子