こんにちは。メンタルトレーナーの西井です。

ずいぶん暖かくなってきてもうすぐ春って感じですね。(*^▽^*)
皆さん、いかがお過ごしでしょうか?

今もまだコロナの影響でこれまでとは違う生活が続いています。
そういった中で何かモヤモヤを感じたり、時には不安に思うこともあるかもれません。
そして春といえば進学・就職・異動など新しい環境に入ることも多く
普段よりも負荷を感じやすくなります。

そんな時期に入ってしまう前にストレスマネジメントについて少しでも知識が
あればほんのちょっと楽に過ごせるのではと思い
3回にわたって「ストレスマネジメント」についてお伝えしていきたいと思います。

皆さんは「ストレス」と聞くとどんなことを感じたり、思ったりしますか?
ストレスを感じるのは弱いから
強いストレスを受け続けると体調やメンタルが悪くなる
なるべくストレスを感じない方がいい
などなどが一般的に多い意見ではないかと思います。

今ではもう日常的にストレスという言葉をつかっていて何となくのイメージはありますが
一体ストレスとは何なのでしょうか?

1936年にハンガリー系カナダ人生物学者であるハンス・セリエは
ストレスを「外部環境からの刺激によって起こるゆがみに対する非特異的反応」と提唱しています。
簡単にいうと「外からの刺激(外的刺激)による反応」です。

例えば
雪が降って凍えそうになるほど寒い(刺激)⇒身体がブルブルっと震える(反応)
明日大事なプロジェクトのプレゼンがある(刺激)⇒胃がしくしく痛くなる(反応)
彼(彼女)と大喧嘩をしてしまった(刺激)⇒悲しいと思う(反応)
などがあり刺激と反応がセットになっています。

「ストレス=外的刺激による反応」
とうことを知った上で
今度は2つの側面からストレスについて見ていきたいと思います。

①反応は止められない。あって当たり前。
ストレスに限らず、人にはいろんな反応があります。
そしてその反応を止めることはどんなに素晴らしい人間でも、
どれだけ多くの経験を積んでいるカンウンセラーであってもほぼ不可能です。
例えば、カフェで自分好みのすごいイケメンウェイターに対応してもらったらどでしょうか?
自然とテンションも上がり、嬉しく感じたり、ドキドキしたりしませんか?
嬉しく感じる、ドキドキするといった反応を自分の意志で止めることはできません。
なのでストレスを感じる自分をいけないと思ったり、責めたりする必要はありません。
あって当たり前なのです。

②ストレス反応にはゆがみに適応して元の状態に戻ろうとする働きがある
雪が降って凍えそうになるほど寒い(刺激)⇒身体がブルブルっと震える(反応)⇒体温があがる
といったように身体が震えるといった反応をして体温をあげて元の状態にもどすことができます。
もしこのストレス反応がなければ身体はどんどん冷えて危険な状態になっていきます。
この様にストレスにはゆがみを元に戻そうとする働きがあるので100%悪者ではないと思います。
ただ、強いストレスを感じ続けると心身ともに悪い影響が出てきますので
マネジメントをする方法を身につけていくことがとても大切になってきます。

今回はまずストレスとはどういったものかを見ていきましたがいかがでしたでしょうか。
いろんな側面から見ていくことで、むやみに否定することなく客観的にとらえることが
できるのではと思います。
次回はマネジメントをするための最初のステップについてお伝えをしていきますね。

少しでも皆さまのお役にたつことができれば幸いです。

 

メンタルトレーナー

西井 のり子